ふたりだけの
※めっちゃちゅーしてます。


「留っ…あ、」

コイツとの口吸いは癖になる。もう何度目かも分からないが毎度そう思わせるコイツは一体何なのだろう。
最初は固く結んでいる唇も舌でなぞれば簡単に開く。その一瞬を見逃さず俺は舌をねじ込んで、伊作の舌を好きに追いかけ回す。恥じらいに頬を桃色に染めながらもコイツだって舌を絡めてくるし、口吸いの最中には縋るように俺の肩を掴む。
どんな表情をしているのか見たくなって、薄らと目を開ければ、伊作も同じことを思っていたのか視線が合う。切なげに眉を寄せ、口端からはもうどちらのものかも分からない唾液が伝っていた。
嗚呼、昼間の面影は何処へやら。

「っは、そんな顔しやがって。口吸いがそんなに良かったかよ?」
「と、めさぶろ、っはやく…ねぇ…っ」

唇を離すと名残惜しそうな伊作の表情に腰が震えた。
コイツはあまり前戯を好まない。俺には理解出来ないが、押し広げられる圧迫感が好き、だそうだ。最初の内こそ心配していたものの、今では前戯は殆ど無しだ。

「あんまり煽ると、止まらなくなるぞ」
「い、いよ、留三郎の好きにして」

伊作の脚を持ち上げながらまた唇を重ねる。
静寂の中に俺達の息遣いだけが鼓膜を揺らして、眩暈がした。

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ちゅーしてる六はが書きたかったので満足です。
蜜子の中で伊作は六年ダントツのマゾっ子。
ちなみに小平太が六年で一番サディストだと思ってます。容赦ないドS。
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